专利摘要:
本開示は、ウィンドウベースのコンテンツ同期化技術のためのゲートウェイ、基地局および方法に関する。本発明によるゲートウェイは、データ・パケットを受信するための受信ユニットと、あらかじめ定められた数のパケットがウィンドウを形成するように、データ・パケットをカウントするためのウィンドウ計数ユニットであって、数はウィンドウ・サイズであるウィンドウ計数ユニットと、パケットのシーケンス番号を生成するためのシーケンス番号計数ユニットと、パケットのタイムスタンプを設定するためのタイムスタンプ設定ユニットと、生成されたシーケンス番号、タイムスタンプ、および伝送されるべきパケットのバイト・カウントを含めるための処理ユニットとを備える。本発明による基地局は、データ・パケットを受信するための受信ユニットと、データ・パケットからシーケンス番号、タイムスタンプ、およびバイト・カウント情報を抽出するための情報抽出ユニットと、ウィンドウを形成するために抽出されたシーケンス番号に基づいて受信したパケットをカウントするためのウィンドウ計数ユニットと、抽出されたタイムスタンプに基づいて現在のウィンドウのパケットの予想されるエア・インターフェイス伝送時間を設定するための処理ユニットとを備える。本発明によるゲートウェイまたは基地局は、統計的多重化と良好に動作し、同期化処理遅延および制御パケット・ロードに関して改善された全体的なパフォーマンスを有する。
公开号:JP2011514705A
申请号:JP2010544564
申请日:2009-01-23
公开日:2011-05-06
发明作者:ワン,ヘ;ワン,ヨンガン
申请人:アルカテル−ルーセント;
IPC主号:H04W4-06
专利说明:

[0001] 本発明は、移動体通信単一周波数ネットワークにおける同期化技術に関し、より具体的には、ウィンドウベースのコンテンツ同期化技術のためのゲートウェイ、基地局、および方法に関する。]
背景技術

[0002] RAN3#57bisおよびRAN2#59bis会議において、統計的多重化はEMBMS多重化操作の要件として合意されている。コンテンツ同期化の既存のメカニズムによれば、ゲートウェイは、データ・パケットがエア・インターフェイスにおける固定の伝送速度に基づいてレイヤ2(L2)でセグメント化されて連結されているかどうかを決定する。統計的多重化の場合、エア・インターフェイスにおける伝送速度は、データ・パケットがセグメント化されて連結されているかどうかをゲートウェイが決定できないほどに、時間の経過と共に変動する。したがって、コンテンツ同期化のソリューションを独立したシステムとして設計するために、コンテンツ同期化を他の操作とは区別することが必要である。その結果、コンテンツ同期化の既存のメカニズムは、統計的多重化とは協調することができない。統計的多重化と十分に協調し、EMBMSの遅延/堅牢性の要件を満たすために、コンテンツ同期化メカニズムの設計は修正されるべきである。]
[0003] 「R3−071920 MBSFNscheduling and content synchronization,Nokia,Nokia Siemens Network,2007−10」において、Nokiaでは単に、統計的多重化と協調することができる、固定バースト長に基づくコンテンツ同期化のソリューションを提案した。しかし、いくつかの重要点は、このソリューションでは明確に説明されていない。さらに、1秒の処理遅延要件を達成するためには、かなりの制御パケット・ロードが必要となる。一方、Nokiaのソリューションの制御メカニズムには、柔軟性が不足している。加えて、Nokiaのソリューションで適用可能なパラメータ設定の選択肢は1つしかないことがシミュレーションにより発見されている。]
[0004] したがって、Nokiaのソリューションの上記の欠点を克服することができるコンテンツ同期化のソリューションが必要とされている。]
[0005] 本発明によれば、ALU提案がコンテンツ同期化設計に提供されるが、これは「ウィンドウベースのソリューション」と呼ばれ、統計的多重化と良好に動作する。]
[0006] R3−071920 MBSFNscheduling and content synchronization,Nokia,Nokia Siemens Network,2007−10]
課題を解決するための手段

[0007] 上記の欠点を克服するため、ゲートウェイが提供され、ゲートウェイは、基地局に伝送されるべきデータ・パケットを受信するための受信ユニットと、あらかじめ定められた数のパケットがウィンドウを形成するように、伝送されるべきデータ・パケットをカウントするためのウィンドウ計数ユニットであって、数はウィンドウ・サイズであるウィンドウ計数ユニットと、伝送されるべきパケットのシーケンス番号を生成するためのシーケンス番号計数ユニットと、ウィンドウ内のすべてのパケットのタイムスタンプが相互に関連するように、ウィンドウ内の各パケットにタイムスタンプを設定するためのタイムスタンプ設定ユニットと、生成されたシーケンス番号、タイムスタンプ、および伝送されるべきパケットのバイト・カウントを含むための処理ユニットであって、バイト・カウントは以前のウィンドウのすべてのパケットのバイトの量であり、ウィンドウの各パケットに含まれるバイト・カウントは同じである処理ユニットとを備える。]
[0008] 好ましくは、処理ユニットは、シーケンス番号、タイムスタンプ、およびバイト・カウントを備える同期プロトコルのレイヤを、伝送されるべきパケットのヘッダに追加する。]
[0009] 好ましくは、ウィンドウ内のすべてのパケットは同じタイムスタンプを有するが、これはゲートウェイがウィンドウの第1のパケットを伝送する時間に、最大伝送遅延、最大処理遅延、および遅延マージンを加えたものとして定義され、最大伝送遅延はゲートウェイからゲートウェイに関連付けられているすべての基地局へのパケットの伝送に必要とされる最大遅延であり、最大処理遅延はパケットがL2において処理されてからエア・インターフェイスを介してすべての基地局において伝送されるまでに必要とされる最大処理遅延である。]
[0010] 好ましくは、ゲートウェイはさらに、受信ユニットがデータをまったく受信しない期間のタイミングを決めるためのタイマーと、タイマーが満了するとき同期制御パケットを生成するための同期制御パケット生成ユニットと、生成された同期制御パケットを伝送するための伝送ユニットとを備える。]
[0011] 好ましくは、同期制御パケットは、伝送されるべき次のパケットのシーケンス番号であるシーケンス番号と、ゲートウェイが同期制御パケットを生成する時間に最大伝送遅延、最大処理遅延、および遅延マージンを加えたものであるタイムスタンプと、同期制御パケットに先立って終了されたウィンドウの伝送されたパケットの合計バイト・カウントとを含む。]
[0012] 好ましくは、タイマーの長さは、同期制御パケットの再伝送のあらかじめ定められた回数Nで除算された遅延マージンに設定される。]
[0013] 好ましくは、ゲートウェイはさらに、ウィンドウのサイズを設定して、ゲートウェイに関連付けられているすべての基地局に通知するためのウィンドウ設定ユニットを備える。]
[0014] 本発明のもう1つの態様により、基地局が提供され、基地局は、ゲートウェイからデータ・パケットを受信するための受信ユニットと、受信したデータ・パケットからシーケンス番号、タイムスタンプ、およびバイト・カウント情報を抽出するための情報抽出ユニットと、ウィンドウを形成するために抽出されたシーケンス番号に基づいて受信したパケットをカウントするためのウィンドウ計数ユニットと、ウィンドウ内のデータ・パケットを処理し、抽出されたタイムスタンプに基づいて現在のウィンドウのパケットの予想されるエア・インターフェイス伝送時間を設定するための処理ユニットとを備える。]
[0015] 好ましくは、現在のウィンドウのパケットの予想されるエア・インターフェイス伝送時間は、次のウィンドウのデータ・パケットの同期プロトコルに含まれるタイムスタンプに設定される。]
[0016] 好ましくは、基地局はさらに、受信したパケットが同期制御パケットであるかどうかを決定するために、受信したデータ・パケットを分析するための同期制御パケット決定ユニットを備える。]
[0017] 好ましくは、同期制御パケットは、伝送されるべき次のパケットのシーケンス番号であるシーケンス番号と、タイムスタンプと、同期制御パケットに先立って終了されたウィンドウの伝送されたパケットの合計バイト・カウントとを含む。]
[0018] 好ましくは、受信したパケットが同期制御パケットである場合、ウィンドウ計数ユニットは同期制御パケットに含まれているシーケンス番号に基づいてウィンドウを形成する。]
[0019] 好ましくは、基地局はさらに、受信したパケットまたは同期制御パケットのシーケンス番号に基づいてパケット損失があるかどうか決定し、パケット損失がある場合パケット損失プロセスを実行するためのパケット損失決定ユニットを備える。]
[0020] 好ましくは、パケット損失決定ユニットは、以前受信したパケットのシーケンス番号と現在受信したパケットまたは同期制御パケットのシーケンス番号との間の連続性に基づいてパケット損失があるかどうかを決定する。]
[0021] 好ましくは、パケット損失プロセスは、再生成されるパケットの数が不連続のシーケンス番号の間の差であり、再生成されるパケットのバイト・カウントが現在のウィンドウの受信したパケットの合計バイト・カウントと次のウィンドウのデータ・パケットに含まれるバイト・カウントまたは同期制御パケットに含まれる合計バイト・カウントとの間の差であるように、複数のパケットを再生成するステップを備える。]
[0022] 好ましくは、再生成されるべきそれぞれのパケットの長さは、任意に選択されるか、または再生成されるべきパケットの数が1よりも大きい場合に均等に割り当てられてもよい。]
[0023] 好ましくは、基地局はさらに、複数の連続するパケットまたはN個の連続する同期制御パケットが失われたとき、ネットワーク伝送障害をゲートウェイに通知するためのアラートユニットを備え、連続するパケットの前記数はウィンドウのサイズに対応し、前記数Nは再伝送のあらかじめ定められた回数に対応する。]
[0024] 本発明のさらなる態様により、コンテンツ同期化のためにゲートウェイでデータ・パケットを処理するための方法が提供され、方法は、基地局に伝送されるべきデータ・パケットを受信するステップと、あらかじめ定められた数のパケットがウィンドウを形成するように、伝送されるべきデータ・パケットをカウントするステップであって、数はウィンドウ・サイズであるステップと、伝送されるべきパケットのシーケンス番号を生成するステップと、ウィンドウ内のすべてのパケットのタイムスタンプが相互に関連するように、ウィンドウ内の各パケットにタイムスタンプを設定するステップと、生成されたシーケンス番号、タイムスタンプ、および伝送されるべきパケットのバイト・カウントを含めるステップであって、バイト・カウントは、以前のウィンドウのすべてのパケットのバイトの量であり、ウィンドウの各パケットに含まれるバイト・カウントは同じであるステップとを備える。]
[0025] 好ましくは、生成されるシーケンス番号、タイムスタンプ、および伝送されるべきパケットのバイト・カウントを含めるステップは、シーケンス番号、タイムスタンプ、およびバイト・カウントを備える同期プロトコルのレイヤを、伝送されるべきパケットのヘッダに追加するステップを備える。]
[0026] 好ましくは、ウィンドウ内のすべてのパケットは同じタイムスタンプを有するが、これはゲートウェイがウィンドウの第1のパケットを伝送する時間に、最大伝送遅延、最大処理遅延、および遅延マージンを加えたものとして定義され、最大伝送遅延はゲートウェイからゲートウェイに関連付けられているすべての基地局へのパケットの伝送に必要とされる最大遅延であり、最大処理遅延はパケットがL2において処理されてからエア・インターフェイスを介してすべての基地局において伝送されるまでに必要とされる最大処理遅延である。]
[0027] 好ましくは、方法はさらに、受信ユニットがデータをまったく受信しないタイミングを決めるステップと、タイミングが満了したときに同期制御パケットを生成するステップと、生成された同期制御パケットを伝送するステップとを備える。]
[0028] 好ましくは、同期制御パケットは、伝送されるべき次のパケットのシーケンス番号であるシーケンス番号と、ゲートウェイが同期制御パケットを生成する時間に最大伝送遅延、最大処理遅延、および遅延マージンを加えたものであるタイムスタンプと、同期制御パケットに先立って終了されたウィンドウの伝送されたパケットの合計バイト・カウントとを含む。]
[0029] 好ましくは、タイミングの長さは、同期制御パケットの再伝送のあらかじめ定められた回数Nで除算された遅延マージンに設定される。]
[0030] 好ましくは、方法はさらに、ウィンドウのサイズを設定して、ゲートウェイに関連付けられているすべての基地局に通知するステップを備える。]
[0031] 本発明のさらなる態様により、コンテンツ同期化のために基地局でデータ・パケットを処理するための方法が提供され、方法は、ゲートウェイからデータ・パケットを受信するステップと、受信したデータ・パケットからシーケンス番号、タイムスタンプ、およびバイト・カウント情報を抽出するステップと、ウィンドウを形成するために抽出されたシーケンス番号に基づいて受信したパケットをカウントするステップと、ウィンドウ内のデータ・パケットを処理し、抽出されたタイムスタンプに基づいて現在のウィンドウのパケットの予想されるエア・インターフェイス伝送時間を設定するステップとを備える。]
[0032] 好ましくは、抽出されたタイムスタンプに基づいて現在のウィンドウのパケットの予想されるエア・インターフェイス伝送時間を設定するステップは、現在のウィンドウのパケットの予想されるエア・インターフェイス伝送時間を次のウィンドウのデータ・パケットの同期プロトコルに含まれるタイムスタンプに設定するステップを備える。]
[0033] 好ましくは、方法はさらに、受信したパケットが同期制御パケットであるかどうかを決定するために、受信したデータ・パケットを分析するステップを備える。]
[0034] 好ましくは、同期制御パケットは、伝送されるべき次のパケットのシーケンス番号であるシーケンス番号と、タイムスタンプと、同期制御パケットに先立って終了されたウィンドウの伝送されたパケットの合計バイト・カウントとを含む。]
[0035] 好ましくは、受信したパケットが同期制御パケットである場合、ウィンドウは同期制御パケットに含まれているシーケンス番号に基づいて形成される。]
[0036] 好ましくは、方法はさらに、受信したパケットまたは同期制御パケットのシーケンス番号に基づいてパケット損失があるかどうか決定するステップと、パケット損失がある場合パケット損失プロセスを実行するステップとを備える。]
[0037] 好ましくは、パケット損失があるかどうかを決定するステップは、以前受信したパケットのシーケンス番号と現在受信したパケットまたは同期制御パケットのシーケンス番号との間の連続性に基づいてパケット損失があるかどうかを決定するステップを備える。]
[0038] 好ましくは、パケット損失プロセスは、再生成されるパケットの数が不連続のシーケンス番号の間の差であり、再生成されるパケットのバイト・カウントが現在のウィンドウの受信したパケットの合計バイト・カウントと次のウィンドウのデータ・パケットに含まれるバイト・カウントまたは同期制御パケットに含まれる合計バイト・カウントとの間の差であるように、複数のパケットを再生成するステップを備える。]
[0039] 好ましくは、再生成されるべきそれぞれのパケットの長さは、任意に選択されるか、または再生成されるべきパケットの数が1よりも大きい場合に均等に割り当てられてもよい。]
[0040] 好ましくは、方法はさらに、複数の連続するパケットまたはN個の連続する同期制御パケットが失われたとき、ネットワーク伝送障害をゲートウェイに通知するステップを備え、連続するパケットの前記数はウィンドウのサイズに対応し、前記数Nは再伝送のあらかじめ定められた回数に対応する。]
[0041] 本発明によるソリューションは、(1)統計的多重化と良好に機能することができる、および(2)同期処理遅延および制御パケット・ロードにおいて優れた全般的パフォーマンスに到達するという点において従来技術にまさる利点を有する。]
[0042] 本発明の上記の特徴および利点は、図面を参照して以下の詳細な説明を読めばさらに明らかとなろう。]
図面の簡単な説明

[0043] 本発明が実施されうるネットワークの構造を示す図である。
本発明による同期プロトコルPDUを示す概略図である。
本発明によるゲートウェイを示すブロック図である。
ゲートウェイの動作を示す流れ図である。
本発明による同期制御パケットとウィンドウとの関係を示す概略図である。
本発明による基地局を示すブロック図である。
基地局の動作を示す流れ図である。]
実施例

[0044] 図1は、本発明の概念が実施されうるネットワークの構造を示す。示されているように、アクセス・ゲートウェイGWは、S1インターフェイスと示されるインターフェイスを介して、複数の基地局eNB1、eNB2、およびeNB3に接続されている。複数の基地局(eNB)は、図1において破線で示されるようにメッシュ状に相互接続されている。基地局の間のインターフェイスは、X2インターフェイスと呼ばれる。複数のユーザ機器(UE)、つまりUE11〜UE12、UE21〜UE23、およびUE31〜UD33は、基地局eNB1〜eNB3のそれぞれのセル内に示されている。] 図1
[0045] 同期プロトコルの説明
本発明によるウィンドウベースのコンテンツ同期化の方法の基本概念は、図2に示される。本明細書において、M1インターフェイスにおける各同期プロトコルPDUは、パケット伝送時間の指示およびパケット損失処理のためにゲートウェイによって設定されるタイムスタンプおよびバイト・カウント情報を同期PDUヘッダで搬送する。以下において、本発明によるコンテンツ同期化プロトコルに使用される重要な用語が詳細に説明される。] 図2
[0046] 1)ウィンドウ
ウィンドウは、特定数のパケットで構成される。ウィンドウのサイズ、つまりウィンドウ内のパケットの数は、事前構成され、SFN内の各eNBに認識されている。第1のウィンドウは、セッションの開始後SN=0のパケットで開始する。ゲートウェイが同期制御パケットを伝送するとき、ウィンドウは、ウィンドウのサイズにまだ到達していない場合であっても、直ちに終了されるべきである。]
[0047] 同期制御パケットは、長時間にわたりデータ・パケットが到着していないことを指示するが、これは後段で定義される。]
[0048] 2)タイムスタンプ
各ウィンドウは、タイムスタンプで構成される。ウィンドウ内の第1のパケットについて、Ttx=Trx+TMaxDelayであり、ここでTrxはゲートウェイがMBMSデータ・パケットを受信する時間として定義される。パケットPnに対応するタイムスタンプは、図2においてTnと示される。TMaxDelayは、ゲートウェイとeNBの間の最大伝送遅延、遅延マージン、および最大eNB L2処理時間からなり、TMaxDelay=TTransDelay+TMargin+TProcTimeとして定義される。] 図2
[0049] ウィンドウ内のすべてのパケットのタイムスタンプは、ウィンドウ内のパケットのタイムスタンプが同じウィンドウ内の任意の他のパケットのタイムスタンプから導かれうるように、相互に関連付けられている。たとえば、ウィンドウ内のパケットのタイムスタンプは、同一(図示のとおり)、等差級数、またはそれ以外に設定されてもよい。]
[0050] 3)予想される伝送時間
eNBが次のウィンドウに関連するパケットまたは同期制御パケットを受信すると、それは以前のウィンドウのすべてのパケットが処理されて伝送されうることを暗示する。次のウィンドウに関連するパケットのタイムスタンプまたは同期制御パケットに含まれるタイムスタンプは、eNBにおいて、以前のウィンドウのすべてのパケットの伝送が、最初の伝送の機会、または指示された時間後に、エア・インターフェイスを介して開始される必要があることを指示する。]
[0051] パケットnの予想される伝送時間は、パケットnのタイムスタンプではなく、次のウィンドウのパケットのタイムスタンプであるか、またはすぐ後に続く同期制御パケットのタイムスタンプである。このように、ウィンドウのパケットの予想される伝送時間において、最大S1インターフェイス遅延を持つeNBさえも含むすべてのeNBは、次のウィンドウの少なくともN個のデータ・パケットまたは同期制御パケットを受信できることが確認されうる。したがって、予想される伝送時間において、ウィンドウ内のすべてのパケットは、同期化が保証されうるように受信または回復されていることが確認される。もちろん、予想される伝送時間は、時間がeNBによって取得されうる限り、パケットnのタイムスタンプに基づいて別の時間に設定されてもよい。]
[0052] 4)セグメンテーションおよび連結
伝送ブロックの伝送時間よりも前の予想される伝送時間を有するRLCバッファのすべてのパケットは、処理することができる、つまりセグメント化、連結、および伝送ブロックへの充填を行うことができる。]
[0053] サービス多重化の場合、伝送ブロックの伝送時間は「多重化期間開始時間(multiplexing period start time)」であってもよい。]
[0054] 5)バイト・カウント
バイト・カウントは、以前の全ウィンドウのすべてのパケットのバイトの量を備える。ウィンドウのすべてのパケットに含まれるバイト・カウントは同じである。バイト・カウントにより、損失パケットの合計長さを決定することができるようになる。]
[0055] 6)シーケンス番号
シーケンス番号(SN)は、eNB内に損失パケットがある場合、その数を計算するために使用される。]
[0056] 7)サービスデータ単位(SDU)あたり1つの長さインジケータ(LI)の原則
eMBMSの「SDUあたり1つのLI(one LI per SDU)」の原則による無線リンク制御(RLC)プロトコルデータ単位(PDU)フォーマットが推奨される。したがって、コンテンツ同期化において複数のパケットが回復されうる。]
[0057] 8)統計的多重化
上記のコンテンツ同期化メカニズムは、スケジューリングされた期間に処理されるべき各サービスのデータが同一であり、異なるeNB間で整合することを保証することができる。]
[0058] 比例公平スケジューリング(proportional fairness scheduling)は、統計的多重化に適用されてもよい。]
[0059] 同期制御パケット
MBMSゲートウェイは、eNBに搬送されたパケットの状況を監視する。最初に、S1インターフェイスにおける同期制御パケットの信頼できる伝送を達成するために、同期制御パケットのあらかじめ定められた再伝送の回数Nが設定される。TMargin/Nの時間間隔に伝送されたデータ・パケットがないことが判明すると、ゲートウェイは同期制御パケットをeNBに伝送する。]
[0060] 同期制御パケットは、次のパケットのSNを有する同期ヘッダ、以前のウィンドウで伝送されたパケットの合計バイト・カウント、およびTtx=Trx+TMaxDelayの新しいタイムスタンプの値を含み、ここでTrxはゲートウェイが同期制御パケットを生成する時間として定義される。]
[0061] この同期制御パケットは、eNBにおける同期制御パケットの信頼できる受信を保証するために、TMarginの間隔にわたりeNBにN回伝送されてもよい。]
[0062] 同期制御パケットは、パケットにフラグを設定するか、またはその他の標準的な手法を使用することにより、データ・パケットと区別することができる。]
[0063] パケット損失の回復
パケット損失は、通常の状態では発生せず、異なるeNB間の整合性は、コンテンツ同期化メカニズムによって保持されてもよい。しかし、(たとえば、新しいタイムスタンプを含む最終パケットが失われるなど)パケット損失が発生する特定の場合において、関与するeNBの各サービスのリソース割り振りが現在のスケジューリング期間中は他のeNBとは異なるので、コンテンツ同期化はサービス多重化において損なわれる。]
[0064] この問題を解決するため、ウィンドウ・メカニズムおよび同期制御パケットは、特定のパケット損失の状況による同期化の損失から回復するように設計される。]
[0065] eNBは、次の正しく受信されたパケットのSNから、パケット損失を認識することができる。]
[0066] 同期レイヤは、次の正しいパケットによって回復された予想される伝送時間と共に、ダミーパケットをRLCバッファに入れる。ダミーパケットの部分を含むすべての伝送ブロックは、エア・インターフェイスにおいて無音となる。]
[0067] RAN2において、RLCが複数のRLCSDUを連結できるようにするため、RLCペイロードの変種が発生することがあるが、これは長さインジケータ(LI)フィールドによって指示されてもよい。「SDUあたり1つのLI」のRLCPDUフォーマットにより、eNBが損失パケットの数および損失パケットの合計サイズを認識して、それらを一緒に連結する限りにおいて、任意のパケット損失は回復することができる。]
[0068] 異常な状況
ゲートウェイまたはO&Mは、複数の連続するパケットまたはN個の連続する同期制御フレームが失われた場合、異常なネットワーク伝送の問題について通知されてもよいが、連続するパケットの個数はウィンドウのサイズに対応する。]
[0069] 本発明の上記およびその他の態様は、図面を参照して以下でさらに詳細に説明される。]
[0070] 図3は、アクセス・ゲートウェイに関連付けられている複数の基地局(eNB)間のコンテンツ同期化を達成するための、本発明によるゲートウェイを示す。示されているように、本発明によるゲートウェイ(GW)100は、ウィンドウのサイズを設定して、それをゲートウェイ100に関連付けられているすべてのeNBに通知するためのウィンドウ設定ユニット101と、ウィンドウ内のIPパケットをカウントするためのGWウィンドウ計数ユニット102と、各IPパケットにシーケンス番号を生成するために、伝送されるべきIPパケットをカウントするためのシーケンス番号計数ユニット103と、タイミング操作を実行するためのタイマー104と、伝送されるべきIPパケットを受信するためのGW受信ユニット105と、伝送されるべきIPパケットを処理するためのGW処理ユニット106と、同期制御パケットを生成するための同期制御パケット生成ユニット107と、処理ユニット106によって処理されたIPパケットまたは同期制御パケット生成ユニット107によって生成された同期制御パケットを、ゲートウェイに関連付けられているすべての基地局に伝送するためのGW伝送ユニット108と、タイムスタンプを設定するためのタイムスタンプ設定ユニット109とを備える。本発明によるゲートウェイ100の動作は、図4に示される。] 図3 図4
[0071] 最初に、ゲートウェイ100のウィンドウ設定ユニット101は、ウィンドウ・サイズのパラメータWINDOW_SIZEを定義して、基地局に通知する。便宜上、ウィンドウ・サイズは、WINDOW_SIZE=5と仮定され、ここで数表示5はS1インターフェイスにおける5つのパケットを示す。さらに、サービスは、第1のウィンドウが開始する0のシーケンス番号を持つ第1のパケットで開始すると仮定される。したがって、シーケンス番号計数ユニット103は、ゼロからシーケンス番号(SN)をカウントし、GWウィンドウ計数ユニット102もまた、WINDOW_COUNTとしてウィンドウのカウントを開始する。このようにして、GW受信ユニット105がブロードキャストマルチキャストサービスセンターから伝送されたIPパケットを受信するとき、シーケンス番号計数ユニット103は、シーケンス番号を1ずつ増分してIPパケットのシーケンス番号を生成する。IPパケットは、これ以降説明されるように、GW処理ユニット106によって処理され、次いでGW伝送ユニット108により、IPマルチキャストの方法でゲートウェイ100に関連付けられているすべての基地局に伝送される。]
[0072] 第1に、ゲートウェイは、各パケットのヘッダに、3つの項目1)シーケンス番号計数ユニット103によってカウントされたシーケンス番号、ここでシーケンス番号は、たとえばラウンドビンの方法で0から65535までカウントされる、2)本発明の実施形態において、ウィンドウの第1のパケットがゲートウェイから伝送される時間に、最大伝送遅延、最大処理遅延、および遅延マージンを加えたタイムスタンプであって、最大伝送遅延はゲートウェイからゲートウェイに関連付けられているすべての基地局へのパケットの伝送に必要とされる最大遅延であり、最大処理遅延はパケットがL2において処理されてからエア・インターフェイスを介してすべての基地局において伝送されるまでに必要とされる最大処理遅延であるタイムスタンプと、3)以前のウィンドウのすべてのパケットのバイトの量を指示するバイト・カウントであって、ウィンドウの各パケットに含まれるバイト・カウントは同じであるバイト・カウントとを備える同期プロトコルのレイヤを追加する。]
[0073] 本発明のこの実施形態により、ウィンドウ内のすべてのパケットのタイムスタンプは同一に設定される。つまり、ウィンドウ内のすべてのパケットは、第1のパケットのタイムスタンプである同じタイムスタンプを有する。もちろん、ウィンドウ内のタイムスタンプは、タイムスタンプが相互に関連付けられている限りにおいて、上記で述べられているように異なっていてもよい。言い換えれば、ウィンドウ内のタイムスタンプ間の位置関係は、それらの対応するシーケンス番号から導かれうるので、パケットのタイムスタンプは同じウィンドウ内の他のパケットのタイムスタンプから導かれうる。]
[0074] ゲートウェイは、同期プロトコルのレイヤを各パケットのヘッダに追加し、IPマルチキャストの方法でゲートウェイに関連付けられているすべての基地局にパケットを伝送する。]
[0075] GW伝送ユニット108がパケットを伝送するごとに、GWウィンドウ計数ユニット102はウィンドウ・カウントを1つずつ増分する。ウィンドウ・カウントがウィンドウ・サイズWINDOW_SIZE(たとえば5)に達すると、これは次のパケットが新しいウィンドウの開始であることを指示する。この時点において、ウィンドウ・カウントはリセットされ、GW受信ユニット105は次のIPパケットの受信を待つ。]
[0076] ゲートウェイは、受信されるべき次のパケットが長時間にわたり到着できないような状況を避けるため、たとえばタイマー104のようなタイマーで構成される。タイマーの長さは、Tとなるように設定され、ここでT=遅延マージン/Nであり、Nは上記で定義された数値である。タイマーは、ブロードキャスト・マルチキャスト・サービスから伝送されたパケットが次のパケットの到着なしにゲートウェイに到着してから長さTの期間が経過したときに満了する。そのように、ゲートウェイは、現在のウィンドウの終了を指示する同期制御パケットを基地局に伝送する。この場合、ウィンドウのサイズにまだ到達していなくても、ウィンドウは終了する。同期制御パケットは、同期制御パケット生成ユニット107により生成され、伝送されるべき次のデータ・パケットのシーケンス番号であるシーケンス番号フィールドと、同期制御パケットがゲートウェイから伝送される時間に最大伝送遅延、最大処理遅延、および遅延マージンを加えたものであるタイムスタンプ・フィールドと、現在終了されたウィンドウ内のすべてのパケットの合計バイト・カウント・フィールドとを備える。同期制御パケットの信頼できる伝送を保証するため、同期制御パケットが遅延マージンの期間内にN回再伝送されうるように、タイマーの長さTはT=遅延マージン/Nとして設定される。]
[0077] 次のデータ・パケットがゲートウェイに到着すると、これはすべての関連する操作が以前のウィンドウと同じである新しいウィンドウの開始を指示する。]
[0078] 同期制御パケットはシーケンス番号フィールドを有するが、これは伝送されるべき次のデータ・パケットのシーケンス番号を指示する。したがって、同期制御パケットは、図5に示されるように、シーケンス番号の計数に関与しない。] 図5
[0079] 本発明によるゲートウェイは、受信したIPパケットまたは同期制御パケットをその関連する基地局に伝送するため、上記のプロセスを周期的に実行する。]
[0080] 図6は、本発明による基地局を示す。本発明による基地局(Node B)200は、パケットを受信するためのNB受信ユニット201と、受信したデータからシーケンス番号、タイムスタンプ、およびバイト・カウントを抽出するための情報抽出ユニット202と、受信したパケットが同期制御パケットであるかどうかを決定するための同期制御パケット決定ユニット203と、パケット損失があるかどうかを決定するためのパケット損失決定ユニット204と、ウィンドウのIPパケットをカウントするためのNBウィンドウ計数ユニット205と、ウィンドウ内のすべてのIPパケットを処理するためのNB処理ユニット206と、ゲートウェイから受信したIPデータ・パケットをバッファに入れるための基地局バッファ207と、パケット損失決定ユニット204がパケット損失があると決定するとき、パケット損失プロセスを実行するためのパケット損失処理ユニット208とを備える。] 図6
[0081] 図7は、図6の基地局200の動作を示す流れ図である。この場合も同様に、サービスは、第1のウィンドウが開始する0のシーケンス番号を持つ第1のパケットで開始すると仮定される。もちろん、N個の同期制御パケットは、ウィンドウの開始を基地局に指示するため、サービスデータ・パケットの開始に先立って送信されてもよい。] 図6 図7
[0082] 基地局のNB受信ユニット201は、第1のウィンドウの第1のパケットからデータ・パケットを受信する。基地局がパケットを受信するごとに、情報抽出ユニット202は、パケットの同期プロトコルから、シーケンス番号フィールド、以前のウィンドウのパケットがエア・インターフェイスを介して伝送された時間を指示するタイムスタンプ・フィールド、および以前のウィンドウで失われた可能性のあるパケットのバイトの数を回復するためのバイト・カウント・フィールドの値を抽出する。]
[0083] 本明細書において、パケット損失決定ユニット204は、シーケンス番号の連続性に基づいて受信したパケットに先立ってパケット損失があるかどうかを決定することができる。パケット損失がある場合、受信したパケットのシーケンス番号と前回受信したパケットのシーケンス番号との間の差に基づいて何個のパケットが失われているかを決定することができる。一方、ウィンドウ計数ユニット205は、受信したデータ・パケットのシーケンス番号をカウントする。カウントがウィンドウ・サイズに達すると、これは次のデータ・パケットが新しいウィンドウの開始であることを指示する。ウィンドウの計数は、受信したデータ・パケットではなく、シーケンス番号に基づく。たとえば、現在のウィンドウが0のシーケンス番号を有するパケットで開始し、それぞれ0、1、2、3、および6のシーケンス番号を有するパケットが受信されると仮定する。この場合、現在のウィンドウのパケットは、それぞれ0、1、2、3、および4のシーケンス番号を有し、次のウィンドウのパケットは、それぞれ5、6、...のシーケンス番号を有する。6のシーケンス番号を持つパケットを受信すると、パケット損失決定ユニット203は、シーケンス番号6と前回受信したパケットのシーケンス番号3との間の差および5のウィンドウ・サイズに基づいて、2つのパケットが現在のウィンドウで失われ、次のウィンドウで1つのパケットが失われていると決定することができる。パケット損失のプロセスは、パケット損失が決定されると実行される。]
[0084] 基地局がウィンドウのすべてのパケットを受信して、次のウィンドウのデータ・パケットの受信を開始するごとに、基地局の処理ユニット206は、すべてのパケットが受信されるウィンドウのパケットを処理する。つまり、処理ユニット206は、次のウィンドウのデータ・パケットの同期プロトコルに含まれるタイムスタンプを現在のウィンドウのデータ・パケットに割り当て、それをウィンドウのすべてのデータ・パケットと共にL2(RLC)バッファに入れられる予想されるエア・インターフェイス伝送時間として指名する。予想されるエア・インターフェイス伝送時間は、データ・パケットがエア・インターフェイスプロトコルフレームの伝送ブロックに充填され、正確にその時間またはそれ以降にエア・インターフェイスを介して伝送される必要があることを意味する。]
[0085] 基地局がウィンドウのすべてのパケットを受信して、次のウィンドウのデータ・パケットの受信を開始するごとに、ウィンドウのすべてのパケットは基地局のL2ユーザインターフェイスによって処理され、エア・インターフェイスを介して伝送されてもよい。もちろん、L2バッファにとどまり、エア・インターフェイスを介して伝送されていないこのウィンドウより前のウィンドウに関連する任意のパケットは、連続してエア・インターフェイスを介して伝送される必要がある。]
[0086] 同期制御パケットの受信時のプロセス
基地局の同期パケット決定ユニット203が、1つまたは複数の連続する同期制御パケットが受信されると決定する場合、これは現在のウィンドウが同期制御パケットによって終了され、現在のウィンドウの最終パケットが同期制御パケットのシーケンス番号から1を減じたシーケンス番号を有することを指示する。この場合、ウィンドウ内のパケットは、図5に示される。これらのパケットのすべてのプロセスは、ウィンドウのすべてのパケットが受信される場合と同じである。つまり、基地局は、同期制御パケットに含まれるタイムスタンプを現在のウィンドウのデータ・パケットに割り当て、それをウィンドウのすべてのデータ・パケットと共にL2(RLC)バッファに入れられる予想されるエア・インターフェイス伝送時間として指名する。] 図5
[0087] パケット損失のプロセス
基地局がパケットを受信し、パケット損失決定ユニット204が、受信したパケットのシーケンス番号と前回受信したパケットのシーケンス番号との間の不連続を検出した場合、これはパケット損失があり、パケット損失処理ユニット208による同期化回復プロセスが必要であることを指示する。基地局がウィンドウのすべてのパケットを受信して次のウィンドウのデータ・パケットの受信を開始するごとに、または現在のウィンドウが同期制御パケットによって終了されるごとに、基地局は現在のウィンドウで受信されたすべてのパケットの合計バイト・カウントを取得して、次のウィンドウのデータ・パケットまたは同期制御パケットからバイト・カウントを抽出する。現在のウィンドウで失われたすべてのパケットの合計バイト・カウントは、抽出されたバイト・カウントから合計バイト・カウントを減算することによって計算されてもよい。現在のウィンドウで失われたすべてパケットの数は、不連続なシーケンス番号に基づいて取得されてもよい。損失パケットは、再生成の手段により回復される。損失パケットの数が1と等しい場合、損失パケットの長さは、現在のウィンドウで失われたと決定された単一のパケットのバイト・カウントである。損失パケットの数が1よりも大きい場合、損失パケットの合計長さは、現在のウィンドウで失われたと決定されたすべてのパケットの合計バイト・カウントである。各パケットの長さは、任意に、または均一に割り当てられてもよい。再生成されたパケットはダミーとして識別され、無効なデータコンテンツを有するが、実際のパケットと同じ合計長さを有する。L2は、どのパケットが回復されたダミーパケットであるか認識しており、そのようなダミーパケットを含む伝送ブロックは、エア・インターフェイスを介して伝送されるとき伝送電力を持たない、つまり伝送ブロックは無音である。]
[0088] 本発明によれば、基地局はさらに、複数の連続するパケットまたはN個の連続する同期制御フレームが失われた場合、異常なネットワーク伝送の問題についてゲートウェイまたはO&Mに通知するためのアラートユニット209を備え、連続するパケットの数はウィンドウのサイズに対応する。]
[0089] ALUソリューションとNokiaソリューションのパフォーマンス比較
「R3−071920 MBSFNscheduling and content synchronization,Nokia,Nokia Siemens Network,2007−10」において、Nokiaでは単に、固定バースト長に基づくコンテンツ同期化のソリューションを提案した。その「合計カウンタフレーム(total counter frame)」は、本発明による同期制御パケットと類似しており、(本発明において以前のウィンドウである)以前のバーストの合計バイト・カウント、タイムスタンプ、以前のバーストの合計パケット数を含む類似の情報を有する。しかし、Nokiaソリューションにおいて、固定長バーストは、最初に、たとえば1秒または別の値として定義される。「合計カウンタフレーム」の生成の頻度は、バースト長に従って定義される。同期処理遅延もまた、このバースト長によって影響を受ける。Nokiaソリューションのシミュレーションによれば、同期レイヤ処理遅延のパフォーマンスおよび制御パケットの数に関して、0.5sに設定されたバースト・タイミング長のみが許容可能である。]
[0090] 本発明によるALUソリューションにおいて、ウィンドウ・サイズおよびバースト・タイミング長は、パフォーマンスに極めて重要な2つの係数である。これらの2つのパラメータを組み合わせて同期レイヤ処理遅延および制御パケットの数に関してパフォーマンスを制御することで、さらなる柔軟性が得られる。シミュレーションによれば、ALUソリューションの適切なパラメータ設定は、5のウィンドウ・サイズおよび0.1sのバースト・タイミング長である。]
[0091] Nokiaソリューションのパラメータ設定は、0.5sのバースト・タイミング長であってもよい。]
[0092] 本明細書において、上記のパラメータ設定を所与として、同期レイヤ処理遅延および制御パケットの数に関してALUソリューションのパフォーマンスとNokiaソリューションのパフォーマンスに以下の比較が行われる。]
[0093] 同期レイヤ処理遅延のパフォーマンスについては、ALUソリューションは0.6768sを取得し、Nokiaソリューションは0.6582s取得して、その差は0.0186sである。したがって、これらの2つのソリューションは、類似する同期レイヤ処理遅延のパフォーマンスを有する。しかし、制御パケットの数については、これらの2つのソリューションの間に大きな差がある。ALUソリューションは695の制御パケットしか生成しないが、Nokiaソリューションは11989の制御パケットを有し、ALUソリューションの17.25倍にもなる。全体として、ALUソリューションはNokiaソリューションよりも優れている。]
[0094] 産業上の利用可能性
本発明によるコンテンツ同期化は、統計的多重化と良好に動作することができ、より少ない制御パケット・ロードで基本的な1秒の処理遅延要件を満たす。]
[0095] 本発明は、好ましい実施形態と共に上記で開示されたが、本発明の範囲を逸脱することなく修正および変更を行うことができることが、当業者には理解されよう。したがって、それらの修正および変更は、添付の特許請求の範囲によってのみ定義される本発明の範囲に包含される。]
权利要求:

請求項1
ゲートウェイからデータ・パケットを受信するための受信ユニットと、前記受信したデータ・パケットからシーケンス番号、タイムスタンプ、およびバイト・カウント情報を抽出するための情報抽出ユニットと、ウィンドウを形成するために前記抽出されたシーケンス番号に基づいて前記受信したパケットをカウントするためのウィンドウ計数ユニットと、前記ウィンドウ内の前記データ・パケットを処理し、前記抽出されたタイムスタンプに基づいて現在のウィンドウのパケットの予想されるエア・インターフェイス伝送時間を設定するための処理ユニットとを備える基地局。
請求項2
コンテンツ同期化のためにゲートウェイにおいてデータ・パケットを処理するための方法であって、基地局に伝送されるべきデータ・パケットを受信するステップと、あらかじめ定められた数のパケットがウィンドウを形成するように、伝送されるべき前記データ・パケットをカウントするステップであって、前記数はウィンドウ・サイズであるステップと、伝送されるべき前記パケットのシーケンス番号を生成するステップと、前記ウィンドウ内のすべての前記パケットの前記タイムスタンプが相互に関連するように、前記ウィンドウ内の各パケットにタイムスタンプを設定するステップと、前記生成されたシーケンス番号、前記タイムスタンプ、および伝送されるべき前記パケットのバイト・カウントを含めるステップであって、前記バイト・カウントは、以前のウィンドウのすべてのパケットのバイトの量であり、前記ウィンドウの各パケットに含まれる前記バイト・カウントは同じであるステップとを備える方法。
請求項3
前記ウィンドウ内のすべてのパケットは同じタイムスタンプを有するが、これは前記ゲートウェイが前記ウィンドウの第1のパケットを伝送する時間に、最大伝送遅延、最大処理遅延、および遅延マージンを加えたものとして定義され、前記最大伝送遅延は前記ゲートウェイから前記ゲートウェイに関連付けられているすべての基地局へのパケットの伝送に必要とされる最大遅延であり、前記最大処理遅延はパケットがL2において処理されてからエア・インターフェイスを介してすべての前記基地局において伝送されるまでに必要とされる最大処理遅延である請求項2に記載の方法。
請求項4
前記受信ユニットがデータをまったく受信しない期間のタイミングを決めるステップと、前記タイミングが満了したときに同期制御パケットを生成するステップと、前記生成された同期制御パケットを伝送するステップとをさらに備える請求項2に記載の方法。
請求項5
前記同期制御パケットは、伝送されるべき次のパケットのシーケンス番号であるシーケンス番号と、前記ゲートウェイが前記同期制御パケットを生成する時間に前記最大伝送遅延、前記最大処理遅延、および前記遅延マージンを加えたものであるタイムスタンプと、前記同期制御パケットに先立って終了されたウィンドウで伝送された前記パケットの合計バイト・カウントとを含む請求項4に記載の方法。
請求項6
前記タイミングの前記長さは、前記同期制御パケットの再伝送のあらかじめ定められた回数Nで除算された前記遅延マージンに設定される請求項5に記載の方法。
請求項7
コンテンツ同期化のために基地局においてデータ・パケットを処理するための方法であって、ゲートウェイからデータ・パケットを受信するステップと、前記受信したデータ・パケットからシーケンス番号、タイムスタンプ、およびバイト・カウント情報を抽出するステップと、ウィンドウを形成するために前記抽出されたシーケンス番号に基づいて前記受信したパケットをカウントするステップと、前記ウィンドウ内の前記データ・パケットを処理し、前記抽出されたタイムスタンプに基づいて現在のウィンドウのパケットの予想されるエア・インターフェイス伝送時間を設定するステップとを備える方法。
請求項8
前記抽出されたタイムスタンプに基づいて前記現在のウィンドウの前記パケットの予想されるエア・インターフェイス伝送時間を設定する前記ステップは、前記現在のウィンドウの前記パケットの前記予想されるエア・インターフェイス伝送時間を前記次のウィンドウの前記データ・パケットの前記同期プロトコルに含まれる前記タイムスタンプに設定するステップを備える請求項7に記載の方法。
請求項9
前記受信したパケットが同期制御パケットであるかどうかを決定するために、前記受信したデータ・パケットを分析するステップをさらに備える請求項7に記載の方法。
請求項10
前記同期制御パケットは、伝送されるべき前記次のパケットのシーケンス番号であるシーケンス番号と、タイムスタンプと、前記同期制御パケットに先立って終了された前記ウィンドウで伝送された前記パケットの合計バイト・カウントとを含む請求項9に記載の方法。
請求項11
前記受信したパケットが同期制御パケットである場合、ウィンドウは前記同期制御パケットに含まれている前記シーケンス番号に基づいて形成される請求項10に記載の方法。
請求項12
前記受信したパケットまたは同期制御パケットの前記シーケンス番号に基づいてパケット損失があるかどうか決定するステップと、パケット損失がある場合パケット損失プロセスを実行するステップとをさらに備える請求項7に記載の方法。
請求項13
パケット損失があるかどうか決定する前記ステップは、前記以前受信したパケットの前記シーケンス番号と現在受信したパケットまたは同期制御パケットの前記シーケンス番号との間の連続性に基づいてパケット損失があるかどうかを決定するステップを備える請求項12に記載の方法。
請求項14
前記パケット損失プロセスは、再生成されるパケットの数が不連続のシーケンス番号の間の差であり、前記再生成されるパケットの前記バイト・カウントが前記現在のウィンドウの前記受信したパケットの前記合計バイト・カウントと次のウィンドウのデータ・パケットに含まれる前記バイト・カウントまたは前記同期制御パケットに含まれる前記合計バイト・カウントとの間の差であるように、複数のパケットを再生成するステップを備える請求項13に記載の方法。
請求項15
複数の連続するパケットまたはN個の連続する同期制御パケットが失われたとき、ネットワーク伝送障害を前記ゲートウェイに通知するステップをさらに備え、連続するパケットの前記数はウィンドウのサイズに対応し、前記数Nは再伝送のあらかじめ定められた回数に対応する請求項12に記載の方法。
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